ストリーム・エチケット日本語訳
この文書はClipping Tools and Guidesのある1ページの非公式の日本語訳です。2020/01/25 12:42閲覧。原文はlaeによってMITライセンスでライセンスされ、GitHub - idolactivities/vtuber-things: Tools to help create subtitles and clipsで管理されています。
原文は非日本語話者、特に英語話者が他言語でのVtuberのライブ配信を見る際の心構えについて書かれたものです。内容の多くは日本語話者が日本語での配信を視聴する場合であっても通用するため、英語を読むのが苦手な方に向けてこれの日本語訳を共有します。
以下翻訳。
ストリーム・エチケット
もしあなたが日本語(訳注: 原文英語話者における外国語)や他のあなたの話せない言語でのVtuberのライブ配信を見るとき、これらのことを頭にいれておこう。
手短に
- 常識を弁えよう
- 礼儀を身に着けよう
もう少し言うと
- 常識を弁えよう
- 礼儀を身に着けよう
- 仮に配信者にあなたの言葉が通じたとしても、なにかしろとせがんではいけない。
- 脱線しない。配信者のチャット欄は自分語りの場でも他のVtuberを語る場でもない。
- スパムはやめよう。
長いバージョン
あなたがちゃんとできる限り、一番短いバージョンに書いてあることが全てだ。 でももう少し言葉を尽くしてもいい点がいくつか。
補足: 「中の人」
ぶっちゃけ、Vtuberというのは実在の人間が架空のキャラクターを演じてる。 詮索したくなるのもわかるよ。 でもVtuberが詳細を公開してないなら、詮索しないでくれ。 それはプライバシーの侵害だ。
もう一つ、「5chではこの情報が発掘されてたけど」っていうのは「公開されてる」とは言わない(訳注: 2chあるいはその他全てについて同じ)。 その情報が直接そのVtuber本人(訳注: 中の人ではない!)からもたらされたのでない限りそれは晒しだ。 大多数のVtuberはネット上での他の身上(訳注: いわゆる前世や裏垢)を公けにしておらず、私的な情報はなおさら、ということだけは知っておいてくれ。
結局、配信者とはどうコミュニケーションをとればいいの?
丁寧に、スパムしたりねだったりしないこと。チャットにいる親切な人があなたのために翻訳してくれるかもしれない。 チャットに翻訳者がいないことはありうるし、いたとしても、ライブ配信の視聴に集中していてあなたのために翻訳はできないこともある、というのは忘れてはならない。
配信者が簡単な英語のフレーズだけなら理解できることもある。 もし「かわいい」だとか「かっこいい」だとか「ナイスぅ!」だとかを伝えたいだけなら、それはきっと通じるだろう。
とにかく、配信者は芸を覚えた猿ではないんだ。 これは全ての配信者についていえることだ、Vtuberだけではないぞ。 あなたの楽しみのためにああ言えあれしろとせがまないでくれ。
もし配信者に言ってることが通じないとして、なんで自分は話から脱線してちゃ駄目なのさ?
話題からそれないでいてくれると、英語話者である他の視聴者にとっていい環境になるからだ。
もし誰かがライブチャットのROMだったりアーカイブを見てたりするとして、他の英語話者が、お昼に何食べたとか昨日Apexしたぜとかではなく、配信中に何が起きたかについて話してたり楽しんでたりするというのはとても良い体験になる。
一方で、皆がチャットをTwitterみたいに使ったりミームを垂れ流すのに使ったりしているのを他の視聴者が見たら、自分もやっていいものだと思ってしまうだろう。 これは配信者にとってもチャットにいる他の皆にとっても楽しみを損なうものだ。
話題に沿ったチャットというのは配信で何してるのか追いたい視聴者の助けにもなる。 日本語チョットデキル視聴者が配信中の出来事についてコメントすると、日本語未履修の視聴者はそのリアクションを頼りに配信をもっと楽しむことができるかもしれない。
脈絡なく他の配信者について語り始めるのもめちゃくちゃ失礼なことだ。 今画面に映っている配信者にまず失礼だし、誰かが他の配信者について語りたいなら、その人はそこではなくその配信者のライブチャットにいるだろう。
配信者によっては配信後にアーカイブを確認していて詳細なチャットを読み返せることにも言及しておきたい。 もしかしたら他言語のコメントを読むためにGoogle翻訳を持ち出したりするかもしれない。 配信中にコメントをGoogle翻訳するために配信者が止まるのも見たことがある。 それも頭に入れてチャットしよう。
ミームについての注記
ミームは楽しいし皆好きだけど、英語圏で通じるミームは日本語圏でも通用するとは限らないというのは忘れないでおこう。 その配信者のある瞬間が英語圏の視聴者層の中で有名になることもあるが、日本人の視聴者層や配信者自身にとっては大して記憶に残るようなものではないかもしれない。 もちろん逆もしかり。
そういうわけで、たとえVtuberに関係するミームであっても、それが全く通じなかったとて驚くことではない。 翻訳していても同じこと。 そのメッセージはともすればスパムとして扱われるだろう。 つまり meme responsibly (訳注: こういう警句なんだと思う)。
他に英語話者は?
他にだれも同じ言葉を喋っていないと寂しくなるのはわかるよ。 だから簡潔に「英語話せる人いない?」と配信前や開始直後にきくのは申し分ない。
これはスパムしろという意味ではない。「英語話せる人挙手!!!!!」だとか「英語を話せるのは俺だけかよ!?!?!?!?」だとか「LOL I DON’T READ MOON」(訳注: 翻訳できなかった)だとか「英語話してクレメンス」だとかそういう意味でもない。
もし配信中で他の人が英語でチャットしているの見かけたら、つまり他に英語話者がいるということ。きくまでもない。 もし誰も英語で話してないなら、ROMになってもいいし、英語で話し始めるファーストペンギンになってもいい。 そしたら他の人も一緒に話してくれるかも。
要するに…
「ああするな」「こうするな」と羅列したように見えると思うが、繰り返し言うと、全て常識と礼儀だ。 配信に参加するためのルールブックを暗記する必要なんてない。 ちゃんとした人間であるだけでいい。
あなたの言っていることのほとんどが配信者に通じなかったとしても、彼らは誰がスパムで誰が本当に来てくれた人なのかはだいたいわかる。 応援するのを表現したいなら、自分が楽しんでることを示してくれ。 ――さあ! チャットで楽しみ、一緒に笑い、一緒に応援して、そして配信を楽しもう。